キーノート(2日目)¶
石本敦夫さんによる「Python誕生から30年の歴史」について、ku-muが紹介します。
Pythonは日本で流行り始めたのはここ最近ですが、実は1994年に1.0がリリースされた歴史のあるプログラミング言語です。 当時のスクリプト言語といえば、シェルスクリプトやPerlが広く使われていましたが、可読性を重視して開発されたPythonは独自の魅力をもち人気を獲得していきました。 また、当時はインターネットが普及していない時代でしたが、Pythonはスレッドやインターネットプロトコルなどの機能を標準ライブラリとして備えており、実験的なコードを書きやすい点が画期的でした。 さらに、優れた拡張性やマルチプラットフォームへの対応も人気を高めた理由です。
世界的には2010年頃からPythonは非常に人気のある言語として認識されていましたが、日本国内ではPerlやRubyの人気が高く、あまり普及しませんでした。 Python 2.3からは日本語のドキュメントも整備されましたが、当時のPythonは日本語を扱うのが難しいことも要因の一つでした。 しかし、2015年以降のAIブームがきっかけで、Pythonの人気は急上昇し、日本でも広く使われるようになりました。 特に、NumPyなどの数値計算系ライブラリは昔から開発されており、その基盤が今活かされています。
最後に、一つの技術を深く知ることで周辺の技術への応用が容易になるので、 流行りだけを追うのではなく、お気に入りのテクノロジーに軸足をおいてじっくり学ぶことが大切だと締めくくりました。
石本敦夫さん¶